3年前完成した「いさはや西部台の住宅」 と同様　諫早の住宅メーカー「ヤベホーム株式会社」とコラボレーションして設計 した　小学校の先生である御夫婦と 子どもさん2人の4人家族の為の住宅 である。

教師という職業柄　仕事を家に持ち帰る ことが多く　「ON」と「OFF」の切り替えが 難しい日常生活にどう対処するかという ことがこの住宅のテーマとなる。

相反する問題に　仕事・家事・子育て・ 趣味と特に忙しい奥様の考えが　 答えを導いてくれることとなった。
生活する上「ON」の部分は　徹底して 「機能性」を追求する。 反対に「OFF」の部分は　フランクで 「フレキシブル」に徹する。
その結果　家事動線をメインにした　 ワークスペース（トランクルーム、DK等） 「ON」と「OFF」の中間的領域にあたる 「アトリウムのあるリビング」 そして、プライベートゾーンである「寝室」 と3つの縦割りプラン。

2階はフレキシビリティーを追求して　 間仕切り建具で分けることのできる　 オープンなワンルーム空間となった。
南のバイパスに面しては　大きな開口 を設け、オープンに開き　転じて北側の アプローチ面は　　夜暗い街並み 道路を照らす行燈をイメージして 外観をデザインした。